〜守り続けたいハワイ語〜 “Mahalo”
前回の「〜守り続けたいハワイ語〜 “Aloha”」に引き続き、今回もハワイ語を掘り下げて学びますよ〜!
そもそもハワイには1800年代まで文字がなく、コミュニケーションをとる方法はもっぱら言葉だけ。昔からの言い伝えや教えは全て話すことで受け継いできたため“書く”ということをしなかったんですね。
ですが、アメリカのキリスト教伝道師であったアーサー・サーストン牧師がハワイへやってきたときに、聖書をハワイ語に翻訳するため初めてハワイ語をアルファベットで表現できるようにしたことにより、目に見えるハワイ語が誕生しました。これは1832年のお話。
ハワイ語は
5つの母音「a, e, i, o, u」と
7つの子音「h, k, l, m, n, p, w」、
そして音を区切って読む「‘(okina)」、母音をのばして読む「–(kahako)」の組み合わせによって成り立つもの。
こう説明すると難しそうに感じますが、みなさんご存知のとおり、ハワイ語はそのままローマ字読みすれば読めるものがほとんどですよね。こういったところが他の言語とは違い、ハワイ語が覚えやすく親しみやすい魅力の一つではないでしょうか?
それでも、ハワイ語には独特の訛り(発音方法)があります。
代表的なもので挙げられるのが「Hawai’i」です。
私たちが普通に読むと「ハワイ」。
でもハワイ語での正しい発音は「ハワイィ」もしくは「ハヴァイィ」となるのです。確かに、ハワイで良く聞く発音になりました!(感激)
それでは早速今回のハワイ語を見てみましょう〜!
【 Today’s Hawaiian word 】
Mahalo – ( マハロ )
— 「ありがとう」のあいさつ
— 感謝、感謝する
— 賛美、尊敬、敬意、賞賛する、お互いに尊重する
Mahaloは「Aloha」同様に、ハワイでよく耳にしたり見かける言葉ですね!
例えばショップで買い物をしたとき帰り際に店員さんが言ってくれる「Mahalo!」、フードコートのゴミ箱に書いてある「Mahalo」、ワイキキを走るトローリーやバスの中のアナウンスで聞く「Mahalo」…。
どれも“ありがとう”や“感謝します”という意味で、大きな優しさを感じることのできる言葉ですよね。
Mahaloも、それぞれバラバラの意味を持つ3つの単語から成り立っています。
Ma(〜の中に)、Ha(呼吸する、命や魂)、そしてAlo(共有する、向き合う)。
感謝を「魂の中に共有しよう」という意味でしょうか?ハワイアンは昔から生命や魂を常に感じながら、それらが存在することへのありがたさを全て言葉で表現してきたというところが、なんとも奥が深くて感動してしまいます。
ちなみにもっと丁寧な言い方だと
“Mahalo nui loa(どうもありがとうございます)”
読み方はそのまま“マハロ ヌイ ロア”ですよ!
* * * * * *
感謝の意を伝えながら、心と心の繋がりを大事にする“Mahalo”の言葉。
今度もしハワイのどこかで「Mahalo!」と声をかけられたらぜひ「Mahalo!」と笑顔で返してみましょう!ハワイへ、もしくはハワイの人々へのありがとうや感謝の気持ちを、ハワイ語で表現できたらすごく素敵ですよね!
それではまた次回もお楽しみに〜♡ MAHALO!