~守り続けたいハワイ語~ “食にまつわるハワイ語”
ALOHA!ハワイを象徴する文化としていま失われつつあるハワイ語を、ハワイ好きの人々で守り続けていきたいという想いから始まった「~守り続けたいハワイ語~」。
今までにALOHA、MAHALO、OHANA、そして日常生活に溢れるハワイ語をご紹介してきましたが、第5弾となる今回はハワイでも耳にすることが多い“食にまつわるハワイ語”を覚えちゃいましょう!
1. `Ai
まずはじめに、“食べる”はハワイ語で「`Ai(アイ)」といいます。これが複数形になると「`Aina(アイナ)」となり、“食事”という意味になるんだそう。ハワイの食にまつわるハワイ語には、この`Aina が使われている言葉がとても多いので覚えておくと便利かも♪
2. Kama `Aina
ハワイに住むローカルの人たち向けのサービス「Kama `Aina Rate(カマ・アーイナ・レイト)」って知っていますか?レストランやホテル、映画館などを利用するとき、ハワイに住む人は特別に割引料金が適用されるというサービスなんですが、ここでの「`Aina」は読み方をアーイナと伸ばし、“土地、大地”という意味として使われています。「Kama」は“子ども”なので “その土地の子ども”=ハワイで生まれた人や現地の人を指す意味になります。世界的な観光地であるがゆえに物価が高くなりがちなハワイの、住民に向けた配慮が感じられる素敵なサービスですね。
3. Hale `Aina
— 日本にも進出しているハワイアンバーガーショップの「KUA`AINA」、意味は“田舎やその出身のひとの食事”。写真はノースショアのハレイワ本店
レストランの看板やメニューでよく見かけるハワイ語も多くあります。
「Hale `Aina(ハレ・アイナ)」の「Hale」は“家”、場所という意味で、“食べる場所”=レストランを意味します。また、ハワイのレストランには「Hale Aina Awards(ハレアイナ賞)」という栄えある受賞歴があるところも。これはハワイの雑誌「ホノルル・マガジン」が主催する、ハワイのレストランだけを対象にローカルたちが投票で大賞を選ぶというハワイで最も権威のあるグルメ賞なんです。授賞式は毎年冬頃に開催される予定なので、ハワイでのレストラン選びの参考にしたいですね!
★ホノルル・マガジン「Hale Aina Awards」
http://www.honolulumagazine.com/Honolulu-Magazine/Hale-Aina/
4. Luau
「Luau(ルアウ)」は観光客を対象にしたエンターテイメントショーやパーティーなどの意味でもよく耳にしますが、もともとは“ハワイ古来の祝宴”を意味する言葉。戦の勝利や結婚などの祝いごとをはじめ来客をもてなすときなども、地面に掘った穴の窯で豚などを丸焼きにした料理が振る舞われる宴のことでした。現在ではハワイの伝統的な食事とあわせて、フラを始めとするポリネアンの歌と踊りを楽しめるショーイベントとして催されているルアウですが、これらのショーからもハワイの伝統や歴史、宴の華やかさを見て知ることができるので一度体験してみてはいかが?
5. Ono
最後に“美味しい”を意味する「Ono(オノ)」。とても簡単で覚えやすい言葉なので、レストランで店員さんに「料理はどうだった?」と聞かれたら「Ono!」と返してみましょう!店員さんもきっと喜ぶはず!
このようにハワイには日常生活の中にも意外と多くのハワイ語が溢れています。全ての単語に意味があるハワイ語をひとつひとつ紐解いてみれば、今まで知らなかったハワイの歴史を垣間みることができるかもしれません。ハワイの成り立ちまでもを表す素晴らしい文化であるハワイ語をいつまでも失うことなく、これからも守り続けていきたいものですね。