〜守り続けたいハワイ語〜 “Ohana”
「〜守り続けたいハワイ語〜」No.3は、“Ohana”。
前回までのAloha、Mahaloに続いてこちらもよく聞くハワイ語の一つではないでしょうか?(リンクから記事へ飛べます)
Ohanaと聞くと思い出されるのがDisneyのキャラクター、スティッチ!スティッチが登場する映画「リロ&スティッチ」はハワイ・カウアイ島を舞台に、家族の大切さをテーマにしたアニメーション作品。
その作品でよく出てくるのが、このOhanaというハワイ語なんです。
それでは詳しく見てみましょう!
【 Today’s Hawaiian word 】
Ohana – ( オハナ )
— 家族や親戚
— つながりや分かち合いを大切にする精神
— お互いに助け合うことを厭わない親しい友人や仲間
またまた「リロ&スティッチ」の話しに戻りますが、作品の中でリロがスティッチに話すセリフにこんなものがあります。
「オハナは家族。家族はいつもそばにいる。なにがあっても。」
小さい頃に両親を亡くし、お姉さんと2人きりの生活。友達もいなかったリロは、運命的に出会ったスティッチとだんだん仲を深めていき、スティッチのことをお姉さんと同様にかけがえのない存在だと感じるようになっていきます。
そんな気持ちから、リロはスティッチに“Ohana”という言葉の意味を教えました。
実はハワイアンが使う“Ohana”には、家族という意味以外に、もう一つの深い意味があるといわれています。それは血のつながった本当の家族だけでなく、信頼し合える親しい友人や仲間のこともオハナと呼ぶというもの。
その昔、ハワイアンの人々は心と心のつながりを大切にしていました。
家族や親戚に対して抱く気持ちと同じように、親しい友人や大切な仲間とも、経済的な部分でも精神的な部分でも互いに助け合っていたそうです。これは“相手を裏切らない、また相手からも裏切られないという絶対の信頼”が必要なこと。できそうで、なかなかできないことです。
そんな意味もあって、リロはスティッチのことを家族のように大切にし、スティッチもリロから「オハナ」としての愛情を受けることによって様々な感情が芽生え、お互いに助け合い、必要とし合って、成長していくことができたんでしょうね!
…っと一部映画の紹介のようになってしまいましたが。
まだ鑑賞していない方!「リロ&スティッチ」のテーマはまさに家族愛!ハワイの風景やハワイらしい生活がアニメになって、フラやハワイアンソングもたっぷり堪能できる笑いあり感動ありの素敵な作品ですよ♡
オハナの意味も、そのストーリーからきっと感じることができるはず。
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ハワイ語を知れば、ハワイアンの人々の考えや思想がおのずと見えてきます。少ない単語で成り立っているにも関わらず、他の言語にはないような温かくて人を思いやる気持ちが、不思議とハワイ語からは感じられますよね。
私たちもハワイの人々のように、そしてリロとスティッチのように、心から信頼し合える“Ohana”をこれからも大切にしていきたいものですね。