〜守り続けたいハワイ語〜 “季節ごとの行事にハワイ語で挨拶しよう”

ALOHA！ハワイを象徴する文化としていま失われつつあるハワイ語を、ハワイ好きの人々で守り続けていきたいという想いから始まった「～守り続けたいハワイ語～」。
今までにALOHA、MAHALO、OHANA、そして日常生活に溢れるハワイ語と食にまつわるハワイ語をご紹介してきましたが、第6弾めとなる今回はこれからの季節にピッタリな、クリスマスやお正月に使えるハワイ語のあいさつと季節の呼び名をマスターしちゃいましょう！

1. Hauoli La Heleui

10月31日、アメリカ中が盛り上がる秋のイベントとして最も有名なのが「Halloween」ですよね！ハロウィンを楽しむ合い言葉「Happy Halloween」は、ハワイ語で「Hauoli La Heleui（ハウオリ・ラ・ヘレウイ）」。ハウオリが「幸せ」を意味し、ラ・ヘレウイがハロウィーンの日を指します。この日は国としても州としても特に祝日というわけではありませんが、ハワイでも子どもたちがお菓子をもらうために家々を訪ねたり、ワイキキやダウンタウンも夜になると仮装した大人たちで溢れたりとどこもお祭り騒ぎとなる1日。ハロウィーン当日にハワイを訪れる機会があったら、ぜひハワイ語であいさつしてみたいですね！

2. Hauoli La Hanau

お祝いの言葉として1番使う機会が多いのがこの言葉。先ほどハロウィーンでも出てきた「Hauoli（幸せ）」に「La Hanau（誕生日）」を付け加えると、ハワイ語で「お誕生日おめでとう！」の「Hauoli La Hanau（ハウオリ・ラ・ハナウ）」となります。ハワイ好きな友人には、ハワイ語でおめでとうの言葉を伝えてみましょう！

3. Mele Kalikimaka

子どもたちも楽しみにしている毎年の行事といえば、クリスマス！英語ではMerry Christmasと言われる挨拶ですが、ハワイ語では「Mele Kalikimaka（メレ・カリキマカ）」。クリスマスシーズンには、ハワイのショップや町中でもあちこちでこのあいさつが掲げられた幕や看板、グリーティングカードなどを目にするのでこれは知ってる！という人も多いのでは？英語が変化して出来上がった言葉なので口に出した感じの印象も英語ととても似ていますよね。

4. Hauoli Makahiki Hou

クリスマスが終わると、今年も新しい年がやってきます。「Hauoli Makahiki Hou（ハウオリ・マカヒキ・ホウ）」は、英語でいうHappy New Year。「Makahiki Hou」は新しい年を意味します。お祝い事やイベントのあいさつに必ずと言っていい程出てくる「Hauoli」。“祝う”や“喜ぶ”という意味も込められているこのハワイ語は、とてもハッピーな気持ちにさせてくれる素敵な言葉ですね。ちなみにハワイのローカルのお正月の食卓に並ぶのは、なんと意外にも“Sashimi（お刺身）”だそう！意外！

5. kupulau / kau wela / haule lau / hooilo

ハワイは1年を通して吹く貿易風のおかげで、いつの時期に行っても快適に過ごせるのが特徴です。そんなハワイでも5月〜10月には雨季が、11月〜4月には乾季がやってきます。日本のようにハッキリとした季節の移り変わりはありませんが、それでもハワイの1年を春夏秋冬にわけて表すハワイ語は存在しますよ。「kupulau（クプラウ）」は“春”、「kau wela（カウ・ヴェラ）」は“夏”、「haule lau（ハーウレ・ラウ）」は“秋”、そして「hooilo（ホッオイロ）」は“冬”。普段あまり耳にすることのない言葉の上、ハワイ語独特の発音が入ってくるこれらの季節を表す言葉、この機会に覚えてみてくださいね。

今回はこれからの季節に使ってみたくなるような素敵なハワイ語の挨拶をご紹介しました。機会があればぜひハワイで、これらのあいさつを使ってみましょう！

全ての単語に意味があるハワイ語。それらをひとつひとつ紐解いてみれば、今まで知らなかったハワイの歴史を垣間みることができるかもしれません。ハワイの成り立ちまでもを表す素晴らしい文化であるハワイ語をいつまでも失うことなく、これからも守り続けていきたいものですね。