~守り続けたいハワイ語~ “日常生活に溢れるハワイ語”
ALOHA!ハワイを象徴する文化としていま失われつつあるハワイ語を、ハワイ好きの人々で守り続けていきたいという想いから始まった「~守り続けたいハワイ語~」。
今までにALOHA、MAHALO、OHANAとご紹介してきましたが、今回はハワイ語の中でも日常生活でよく使われている、そしてハワイに行くときにちょっとだけ役に立つポピュラーなハワイ語をチョイスしてご紹介します!
1. E komo mai !
ホノルル空港に降り立って、長いゲートを歩き出口に出る前に必ず通るエスカレーターにあるこの看板。これを見ると「ああ、ハワイに来たなあ」と実感する人も多いはず。
英語でWelcome(ようこそ!)という歓迎の挨拶は、ハワイ語では「E komo mai(エ コモ マイ)」!ハワイ内の様々な観光地の看板やショップに書かれているので探してみてくださいね!
2. poke
poke(ポケ / ポキ)とは、サイコロ状にした魚介類と海苔などの海藻を、ハワイアンソルト・醤油・ごま油などの香辛料や薬味で和えたマリネのこと。pokeはハワイ語で「切る / 細かく切る / スライスする」などの意味を持ちます。
ハワイのローカルフードとして有名で美味しい料理の一つに ‘Ahi poke(アヒポキ)があり、これはAhi=マグロを使ったpokeのことで上の写真がその’Ahi poke丼。お店のメニューに見つけたら、ぜひ一度お試しあれ!
3. Kokua
ハワイの道を走るトローリーやThe Bus内のアナウンスに使われていたり、公共機関の注意書きにもよく書かれている「Please Kokua」。Kokua(コクア)とは「助け合う / 協力する / 手伝う」という意味。
そのため、注意を促すときに“Please”とあわせ「Please Kokua=ご協力下さい」という意味合いでよく使われています。耳にする機会があったら、この意味を思い出してくださいね。
4. Haupia
写真は、ファンの多い人気ベーカリーショップ「TED’S Bakery」のチョコレートハウピアクリームパイ。こちらのパイに使われているHaupiaも実はハワイ語が組み合わさって成り立つ言葉で、Hauは「固める / 冷たくする」、Piaは「タシロイモ」をさします。タシロイモのデンプンとココナッツミルクを混ぜ合わせることで固め、その後冷やして作られるプリンのようなデザートがHaupia。
ハワイでは伝統的なおやつとして存在し、今では観光客にまで愛されるポピュラーなハワイのスイーツになっています。
5. Hale’ iwa
オアフ島の北側に位置し、美しい海と古き良きオールドハワイが残る街、Hale’ iwa(ハレイワ)。もちろんこの地名もハワイ語で、Hale’は「住処 / 家」、Iwa(イワ / イヴァ)は鳥の一種である「軍艦鳥(グンカンドリ)」のこと。直訳すると“軍艦鳥の家”となりますがその名前の通り、軍艦鳥がハレイワの街に住み着いたことからつけられたそう。
でもこの軍艦鳥、他の鳥がとってきた獲物を奪って自分の物にしてしまう“泥棒”癖のある生態から、Iwaはハワイ語で「泥棒」という意味も持ち合わせるようになってしまいました…。
それでもハレイワは“泥棒の住処”ではない素敵な街なのでご安心を!
ハワイ内では英語との組み合わせで使われることも多いハワイ語。上の5つのように意外とたくさん日常に溢れているハワイ語を単語にわけて紐解いてみれば、今まで知らなかったハワイの歴史を垣間みることができるかもしれません。
ハワイの成り立ちまでもを表す素晴らしい文化であるハワイ語をいつまでも失うことなく、これからも守り続けていきたいものですね。
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